Pastas (秋葉原)

老害じみた話になるが、秋葉原電気街に足を踏み入れてから、かれこれ20年以上が経つ。20年という月日はこの街のスタイルを変えていった。主役は家電から様々なものに代替わりし、古びたビルは新しくなり、街の姿も変わっていった。例にもそれず食もだ。

まだUDXが広大な駐車場だった秋葉原は私にとって食事をする場所では無かった。店はあったけどそれよりも「食<物欲」だった。当時のオタクは他店より1円でも安い商品を足で稼ぎ、有り金を帰りの電車賃以外を商品につぎ込み、脇目を振らず自宅に持って帰り、商品を堪能するのだ。昼食は空腹を紛らわす程度で良い。自宅までの繋ぎなので秋葉原デパートのダニエルでお好み焼きをよく食べました。お値段安いけど立ち食いなんです。当時はそれで良かった。

今では客層も変わり、飲食店は竹の子のように沢山増え、ゆっくり食べられるお店も増えた。本当に良い時代になった。そして今でもかわらず電気街でいろいろ漁る私。今日はPCパーツだ。昼にアキバ入りして店を回って、時刻は16時。そして気づく、「昼飯食べるの忘れてて腹減った」

時間的にも中途半端だし、この後ジャンク街に行くので食事に時間かけたくない(注釈:ジャンク街の店は閉店が早い)のでファーストフード店かコンビニでおにぎりにしようか悩む。 そんな中視線に入った「お持ち帰りパスタ」の看板。こんな電気街の端っこに需要と真逆の店舗が出来ちゃって・・・と好奇心で店を覗くと店の外側に立ち食い用のテーブルとベンチが。 量も選べてMサイズで500円なら良いかと入店。

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ここは大手イタリアンレストランで有名なサイゼリアの新形態店。サイゼリアは過去に十条で「イート・ラン」というタコスとハンバーガー売ってたファーストフード店を出してたのを思い出します。

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店舗は縦長で省スペース。イートスペースは外と完全に割り切った店内。

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色々あるメニューの中、カルボナーラMサイズ(茹であがり300g)を選択。注文を受けると最速60秒で提供可能という謳い文句どおり、簡単な来店アンケート書いているうちに出来上がってました。サイゼリアの長所でもある能率の良さが現れてます。持ち帰りか食べていくかを聞いてきますので「食べていきます」というとお水とフォークを頂けます。お持ち帰りだと蓋をしてビニールに入れてくれます。

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カルボナーラMサイズ440円(電子マネーでもOK)ワンコイン以内で熱々の具だくさんカルボナーラ(半熟卵付き)が食べれるのは嬉しい。パスタは細めだがコシはしっかりとしてて歯ごたえよし。 完食して昼食終了。 これから夕食だ!と再度注文。

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ミートソースMサイズ390円 「持ち帰りですか?」という一択に「いいえ、食べていきます」という返事に店員は驚くがそんなことは気にしない。注文から完成までの行程をじっくり見る。 ゆであがったパスタにオリーブオイルをまぶしてからソース・具をトッピングしていく。最後に粉チーズをのっけて完成。本当に早い。

500円程度で、注文からすぐに出来て、立ち食いで腹がふくれるパスタ店としては合格点なので今後とも贔屓にしたいが、近隣に有名画商があるので客足がどうなのかが不安です。

ごちそうさまでした。

投稿者: 空工

もみみ隊員からのスカウトで栄光軒のゲストとして登場。 「レポ書きましょうか」とか言ったら、あっというまにアカウントが出来ていました。 Twitterでメシテロ画像を投稿してます。

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